カナダのカレッジでデザインを学ぶに至るまで

2016年の9月からカナダにあるcollegeの2年のデザインのコースに通っている。その前は普通に事務系の会社員をしていた。大学では文学を学んでいた。

はっきりいってデザインには何の関係もなかったし、デザインを学ぶ人はそれこそ幼少期から絵が得意でセンスの塊で、デザインを学んでみたいということも憚られるくらいの眩しさがあった。

今思うと何かを作る人に対してのコンプレックスがあったけれど、そのこと自体も当時は自覚できていなかった。

 

転機は会社で人事部に部署異動になったことだった。社内での啓蒙パンフレットや、ACCESSを使った計算ツールや色んなものをかなり自由度高く作らせてもらった。こういうことを楽しいと思うのかと自分自身でも驚いた。

 

その後会社を辞め、webデザインの職業訓練のコースに通い、このまま就職するかもっと専門的にデザインを学ぶか悩んだ。(就職のお誘いもあった)

 

どうせいつか死ぬを挿入した時に、納得できることをしようと、留学してデザインを学ぶことに決めた。英語も長年のコンプレックスでいつかなんとかしたいと思っていたことだった。

 

20代後半にまた一から全てを築き上げるのには、大丈夫なのかという不安もあったけれど、突然の南米思考によりまあなんとかなるだろうとカナダに行くことにした。

カナダに来て1年4ヶ月、どれくらい英語が上達したのか

カナダに来て1年4ヶ月が経った。

ビジター(5ヶ月)→ワーホリ(1年)と来て、次に学生になろうとしている。

この1年程でどのくらい英語が上達したのかを検証したい。

  

渡加前

TOEIC800、IELTSジェネラルで総合6.5だった。

点数で見ると悪くないようにも見えるが、実際は飛行機の中でCan I have ~というだけでもこの表現で発音で伝わるのだろうかと不安になるぐらい、実地経験のない英語力だった。 

渡加前は試験前にTOEICやIELTSの問題集を解いたり、会社の福利厚生関係で手に入れたEnglishジャーナルをiphoneに落として聴いたりしていた。

 

CD付 ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2016年 09月号

渡加後初期(ビジター期間)

銀行口座を開設する、SINナンバーを取得する、健康保険証を取得するなどの事務手続きは思っていたよりもスムーズにできた。

フレーズを事前に覚えておき、何をしたいのかが明確であれば意思疎通はとれるといった感じだった。

この期間にカレッジ付属の語学学校に通っていたが、下手でも良いのでとにかく何か話すことのトレーニングになった。

 

渡加後中期(ワーホリ期間)

同僚の若いカナダ人の早口英語にやられつつも、英語そのものに対する抵抗がかなり薄れてきたような気がする。

Taxリターンを説明書を読みながら自分でやったり、学生ビザ申請をエージェントに頼むことなく行えたのは英語で事務手続きができるという自信に繋がった。

 

現在

情報を取りに行く際に英語であるか日本語であるかということをあまり気にしなくなった。タブには日本語と英語のブログが開かれていて、あっちを読んだりこっちを読んだりしているような状態。

Podcastも英語の勉強のためというよりは情報を得るために聴くようになった。

ただし、早口の英語だと聞き取れないことは多々あるし、洋書を読む際も辞書はかかせない。スピーキングは最低限のことは伝えられるが、瞬時に制度や歴史の説明となると難しい。

 

まとめ

1年4ヶ月のワーホリ生活だが、英語の上達については実用化できていなかった知識が取り敢えずアウトプットされるようになったレベルで、こんなものかといった感がある。

英語に対する「構え」がなくなったことが一番の収穫のように思う。