<第1Term> Design1クラスで学んだこと Part2
Design1のクラスで学んだこと続き。
3つ目の課題はアルファベットを使ったものだった。
Assignment 3: Balance: Contrast + Symmetry/Asymmetry
自分の名前のアルファベットを使ってContrastとSymmetry、ContrastとAsymmetryを表すCompositionを作成する、というもの。最終提出作品は2つ。
Procedure
- 指定されたフォントの中から、自分をよく表していると思うフォントを選ぶ。私はFrutigerとGaramondを選んだ。
- それぞれのCompositionごとに4インチ×4インチのサムネイルを15個。なので15×2=30サムネイルを作成。アルファベットはトレース台を使ってトレースした。
- 8インチ×8インチのサムネイルを各Compositionごとに5つ作成。5×2=10ラフ。
- ファイナルは12インチ×12インチで(ここ重要)ガッシュの黒のみ使用。
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トレース台が必要になり、急いでアマゾンで購入。安い、けど使用感に特に問題なし。Huionというブランドは初めて聞いたけど中国のメーカーらしい。カナダに来てから安くてデザインも合格点というものが大体中国製ということが多くて頼もしい。
感想
アルファベットを重ねて、シルエットで切り取って、原型が分からなくなるくらい塗り潰して、シンメトリーとアシンメトリーを表現するという今回のお題。中々アルファベットを重ねても面白い形が生まれてこなくて難しかった。自分の名前のイニシャルという縛りがなければもっと色々な形が試せたのだろうけど。
そして、ガッシュをファイナルで使うという縛り!!ガッシュってなんて塗りにくいの!!そして高いの。この時はまだ、次の課題でもガッシュに苦しめられるとは知らなかったのだった...。
Assignment 4: Value, Depth and Volume
遠近感や奥行きや物の形(3D)を表現することを目的とした課題。Value, Depth, Volumeの表し方について様々な例を見た後で、物の写真を撮りそれらを組み合わせてCompositionを作る。最終的な提出物は6つのパネルからなり、6つのパネルはそれぞれValue, Depth, Volumeを表すが、6つのパネルを合わせて見たときにさらに全体としてValue, Depth, Volumeが表されているようにする。
Procedure
- 構内の写真を少なくとも48枚撮影する。
- 撮影した様々な物の形を分解し、時に拡大し組み合わせ、Value, Depth, Volumeが表現されているCompositionを考える。サムネイルは9つ作る。手書き。
- サムネイルからさらに発展したものを3つ選ぶ。
- ファイナルは1つ。使える絵の具はガッシュの黒と白のみ。混ぜて灰色を作るのはOK。
構内の写真。普段そんなにじっくり見ない物の形がかっこよくて驚く。
感想
なぜまたガッシュ?Why??という感じで、何時間ガッシュと格闘したのか。細かいところが塗りにくいのなんのって...。このValue, Depth, Volumeについてやっていた時というのはちょうどDrawingの授業で遠近法についてやっていた時で、課題がちゃんと連携していてすごい!と思ったのだった。
Assignment 5: Gestalt
ついにTerm1の中での最終課題。この短いTermの間に課題詰め込みすぎだよ!とクラスメート皆ここら辺までくるとグロッキーになっていた。 最後の課題はGestalt。まずGestaltの概念について学び、
– equilibrium
– proximity
– continuation
– similarity
– closure
の中から3つ、自分が使用するテクニックを決める。それらを使い3つのファイナルを作成する。ただし、3つともに共通したテーマがあり、Unityが感じられるものであること。私は、equilibrium, continuation, closureを選び、テーマは詩人石原吉郎の詩「花であること」の花を表現するとした。
Procedure
- テーマを決定し、Gestaltの手法の中から3つ選ぶ。10のサムネイルを作る。
- サムネイルから2つ選び、実際のマテリアルを使って試してみる。
- ファイナルを作成。色はモノトーン以外、マテリアルについて指定なし。
感想
今回の課題では、画材も何もかも自由ということでクラスメートの中には木を彫ったり、ものすごくプリミティブな方向に走ったり、毛糸を使ったり、建築的な物を作ったりそれぞれの個性が全面に出ていて面白かった。
私が提出したファイナルのうちの1つ。Closureを表したかった。