カナダのカレッジの忙しさについて

海外の大学では学生がよく勉強すると聞くけれど、カレッジに入ってその言葉の意味するところがわかった。よく勉強するというより、勉強せざるを得ないのだ。

 

大学ではなく、2年制のカレッジということもあり、1週間の時間割はぎゅうぎゅうに詰まっている。かつそれぞれの科目でフルパワーで課題が出されるため、塵も積もれば山となるとばかりに学期中は課題に追い立てられまくることとなる。

 

私の場合、レポート等英語のライティングが必要とされる課題では事前にチェックをお願いしていたため(学校のチューター制度を利用)、それらの時間も含めて課題を計画的にこなしていく必要があった。

 

冗談抜きに学期が始まってから終わるまで、こんなにも時間が止まったように感じられるのは子供の時以来なんじゃないだろうかと思う忙しさだった。日々課題の締め切りをお手玉のようにグルグルと操り、授業を受けている時間以外は昼食も15分で終え、課題のために机に向かい、家に帰ってからも課題、土日も学校に行き課題、課題の4か月だった。4か月の間1日たりとも課題をしない日はなかった。

 

英語によるハンデももちろんあるのだけれど、後半からは英語云々というよりもスケジュールマネジメントと気力と体力という感じで、辛いは辛いのだけれどもカリキュラムがしっかりしており、自分が何ができるようになるのか、なったのかが明確なため、次は一体どんな知識が技術が身につくのだろうと、わくわくしながら過ごしていた。一言で言うならハイだったと思う。

 

デザインはセンスではない、知識と経験だといわんばかりのカリキュラム(メインのデザインの授業ではまず概念が言葉で説明される)にとにかくついて行こうとした1学期だった。