冬休みに読んだ本&UXデザイン専門オンラインコースIDFの受講について
冬休みはUXデザインについての知識を深める時間に使いたかったので、以前からピックアップしていた本を黙々と読むのと、インターン先で勧められたInteraction Design Foundationのオンラインコースを受講することに決めました。
本
1冊目
UXデザインの全体の流れについて具体的な手法を含めて概要を掴みたかったのでこの本をチョイス。あ、うんの呼吸でスルーしがちなポイントも全部tipsとして書き込んであるくらい、粒度細かく書かれています。
User ResearchやPersonaの設定の仕方、Content Strategyについての章が特に参考になりました。User Researchについてはもっと詳しく学ぶ必要性を感じました。
2冊目
インターン先にてUXデザイナーの方におすすめの本を聞いたところこちらの本を紹介されたので、確かにデザインおすすめ本でよく紹介されているなあと思い読んでみました。
ユーザーにとって使いやすいデザインをするために、重要な原則が述べられています。語られていることそれ自体には、ものすごく新規性があるというわけではありませんが、基本を振り返るといった点で非常に良かったです。
こちらは日本語訳も出ています。
超明快 Webユーザビリティ ―ユーザーに「考えさせない」デザインの法則
- 作者: スティーブ・クルーグ,福田篤人
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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3冊目
Wired to Care: How Companies Prosper When They Create Widespread Empathy
- 作者: Dev Patnaik
- 出版社/メーカー: FT Press
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: ハードカバー
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デザインにおける"共感”の重要性が豊富な事例を通して語られます。UXデザインにおいて、ペルソナを作ることやジャーニーマップを作ることが目的なのではなく、ユーザーを本当の意味で理解することはどういうことなのか、という原点に立ち返らせてくれるような本でした。おすすめです。
4冊目
Easternization: Asia's Rise and America's Decline From Obama to Trump and Beyond
- 作者: Gideon Rachman
- 出版社/メーカー: Other Press
- 発売日: 2017/04/04
- メディア: ハードカバー
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アジアのTech事情を紹介するAnalyse Asiaを聴いていて、アジア経済の盛り上がりに関心を持っていたところ、こちらの本を見つけました。アジアの勃興がアメリカからどのように捉えられているのかを知りたく読んでみました。
アメリカが中国の経済的、軍事的台頭を非常に恐れていることや、アメリカにおける日本の位置付けなど、日本の本では中々お目にかかることのない全く異なる視点で語られていて興味深かったです。
UXデザイン専門オンラインコース Interaction Design Foundation
インターン先にてどのようにUXデザインを学んだのかUXデザイナーの方に聞いてみたところIDFにてオンラインコースを受講されていたとのこと。
Interaction Design FoundationではUXデザインに特化した様々なオンラインコースを受講することができます。
調べてみたところ、学生の場合は1年$96で様々なUXデザインに関する講座が受講し放題ということがわかりました。(社会人の方は1年$168)
実際の講座はこんな感じ。
すべての講座はこちらから見られます。
私は現在
- Mobile User Experience (UX) Design
- UI Design Patterns for Successful Software
- Affordances: Designing Intuitive User Interfaces
を受講しているのですが、ものすごい情報量に圧倒されます。
コースは記事やビデオから構成されていて、クイズに答えたり、記述式の質問に回答したり、実際に自分でワイヤーフレームを書いたものを提出したりして進んでいきます。
Discussionもあり、受講者は現役のUX/UIデザイナーの方も多いため、非常に勉強になります。
また終了時に70%以上のポイントがあれば修了証も発行されます。オンライン講座を通じて、最新の知識をアップデートし続けていくというのは、隙間時間の活用という意味でも有用だなあと感じました。働き始めてからも、きちんとインプットは続けていきたいものです。